結論 皮膚科に行こう!!!
中学に入ってから10年以上、ニキビに悩まされ続けた半生だった私が、真剣に肌トラブルと向き合おうとした結果、様々な施策を打ったのだが一向に解決されなかったニキビの悩みが、完全解決とまではいまだにいっていないもののとりあえず人と会って恥ずかしくないまでに最近なりました。
そこに至るまでの数年間の苦労は計り知れないものでしたが、肌がきれいになることによって得られる喜びというのは本当にすごいもので。とりあえず、私のお肌遍歴について歴史順に語っていこうかと思うのです。
生まれてから小学生まで
生まれたての肌といえば、ピカピカでプルプル。まさに天使のような無垢な存在。そんな肌を持っていたあの頃、唯一のトラブルといえば、たまにできるあせもくらいでした。それもちゃんとお風呂に入ってれば一日二日で解決。悩みなんてのはほとんどゼロでして。あの頃の自分が今の私を見たら、「何やってんの?」と聞いてきそうです。いや、若さってのは本当にうらやましいですね。
中学生で初めてのニキビが、そこから汚肌化…
中学生になると、あのプルプルだった肌が徐々に反旗を翻し始めました。初めてニキビができた時の衝撃は今でも忘れられません。「なんだこれは!?」と鏡の前でしばらく固まったものです。最初は小さな一粒。でも、そこからが地獄の始まりでした。額、鼻、あご、嘘みたいに一瞬でニキビが増殖しまして。しかもどんどん肌がカサカサになっていきまして。カサカサの肌なのにニキビはできる。本当に最悪な状態ですね。
しかも、中学生の頃の知識なんてのは本当にカスみたいなもので。とりあえず触ってみる、つぶしてみる、ネットで見たよくわからん家でできる治療法を試してみるなどもう最悪。それでもって洗顔のやり方もろくに知らないわけですから、少ない泡でもってごしごし顔をこする始末。終わり散らかしております。母親に聞いたら、思春期なんてそんなもんだから放っておけば治るとのこと。それを信じて何となく放置しておりました。母め!
高校に入るころには汚肌が完成。対策を講じるも…
高校生になるころには、もう完全に汚肌が完成形を迎えておりました。このころになると学校での行事でみんながパシャパシャ自撮りをしていて。私も呼ばれるので写真に入るのですが、あとでアルバムを見て絶望。蜂に刺されてるんかってくらい顔にぼつぼつがありましたなぁ…
さすがに何もしないわけにはいかないと悟り、調べた知識で大量の泡で洗顔を始めたり、化粧水を使い始めたりと、いろいろ手を尽くしました。しかし、当時の知識不足が裏目に出ました。化粧水を塗っただけで満足し、その後の保湿は完全にスルー。結果、肌はカサカサとそして鼻は油っぽさを両立するという不思議な状態に突入。悪化こそしなかったものの、現状維持が精一杯でした。
全力でお金を使った大学時代

大学生になると、バイトで自由に使えるお金が増え、時間的余裕もできました。そこで、今度こそ肌をどうにかしようと本気で取り組むことにしました。あらゆるスキンケア商品を試し、インターネットや本で情報を収集しながら、手探りで最適解を探す日々。結果的にたどり着いた答えは、衝撃的なものでした。
まず分かったことは、スキンケアの基本は 摩擦レス・正しい洗顔・適切な保湿 ということ。そして、驚きだったのが、化粧水が必須ではないかもしれない という事実。むしろ乳液やクリームのほうが重要という話に耳を疑いました。さらに、スキンケア商品の多くは広告やステマにまみれており、高価でも安価でも結局は自分の肌に合うかどうかが全て。この現実に直面したとき、あまりの無駄遣いに愕然としました。
「今まで一生懸命買っていた高い洗顔料や化粧水は何だったんだ…」
特に化粧水について、「保湿しなければ蒸発してしまい、むしろ肌の乾燥を助長する」と聞いたときの衝撃は計り知れません。まるで、肌だけでなく、お金まで蒸発していったような気分でした。
改善する肌艶、消えないニキビ
自分に合う洗顔料や乳液を地道に探し、スキンケアを丁寧に続けていると、肌艶が少しずつ良くなっていくのを実感しました。「これならいけるかも!」と期待が膨らむ日々。しかし、その一方で、ニキビだけは全く改善しない。新しいものが次々に現れるし、ニキビ跡の赤みは時間が経っても消えない。鏡を見るたびに感じる違和感と焦りは、日々大きくなるばかりでした。
どんなに頑張っても、この赤みとニキビだけはどうにもならない。「ここまでやってダメなら、もう自分では無理だ」と認めるしかありませんでした。そして、最終的にたどり着いた答えは、「本当のプロに聞く」ということでした。そう、皮膚科医の力を借りるしかないと決意したのです。
病院行ってから2週間で効果実感。間違いなく減っていくニキビ
正直、最初は「ニキビで病院に行くのってどうなんだろう?」と疑問に思っていました。病気というわけでもないし、そんな大げさなことをする必要があるのかと。しかし、調べてみると、ニキビは「尋常性ざ瘡」という名前の立派な病気の一種だと知りました。さらに、肌治療には高額なフェイシャルケアやダーマペンなどのイメージがあり、「学生の自分には無理」と勝手に諦めていました。でも、実は 保険適用で処方される薬がある と知り、「これなら行ける!」と美容皮膚科に行くことを決意しました。
そこで処方されたのが「ベピオゲル」。半信半疑で使い始めたのですが、これが驚くほどの効果を発揮しました。使用開始からわずか2週間で、目に見えてニキビの数が減り、新しいニキビもほとんどできなくなりました。そして肌がきれいになっていくのを実感。「こんなに早く効果が出るなんて…」と感動したのを今でも覚えています。
早く病院に行け!救えない魂がある!
今では、ニキビに悩むことがほとんどなくなった私ですが、どうしても解決できない問題が一つあります。それが クレーター跡 です。ニキビの赤みや新しいニキビについては、保険適用の治療で十分に対応できますが、一度できてしまったクレーター跡だけは、どんなに努力しても元には戻りません。中学生の頃、無理やりニキビを潰していた自分を、今さらながら責めたくなる気持ちです。
だからこそ、この記事を読んでいる ニキビに悩んでいる人 には声を大にして言いたい。「もう黙って皮膚科に行ってくれぇ!」 特に、親御さんにはぜひお願いしたいことがあります。子どもの肌に1つでもニキビができたら、迷わず皮膚科に連れて行ってあげてください…早めの治療で赤みは抑えられるし、何より クレーター跡を防ぐことができる のです。
一度できてしまったクレーターは、簡単には治せません。それこそ高額な治療や長期間のケアが必要になります。だからこそ、今すぐ行動してください。あなたや、あなたの大切な人の肌にクレーターができる前に。
余談
余談ですが、皮膚科選びについて少しアドバイスを。行く皮膚科は、まず Google検索で評価が高いところ を選ぶのが無難です。もし近くの皮膚科の評価があまり良くない場合は、少し遠くても評価が高い病院を選ぶことをおすすめします。理由としては、評価が高い病院のほうが対応が柔軟で、こちらの要望に耳を傾けてくれることが多いからです。
逆に評価が低いところでは、頑固な先生が多かったり、欲しい薬を処方してもらえなかったり、治療の選択肢が限られている場合もあります。ニキビ治療は特に継続が重要なので、最初に通う病院選びが後々の治療効果に影響します。少し手間がかかっても、大きめで評価の良い病院を選ぶのが、結果的に賢明な選択です。
とにかく黙って皮膚科に行こう!!!!!
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