人生において、知性や論理的思考力が重要だと言われることは多いですが、その理由について具体的に考えたことがありますか?今回は、あまりに残酷すぎる話ですが、頭が悪いことがどう人生に影響を与え、なぜ今後は詰むのかについて考察してみます。
知性の低さがもたらす具体的なデメリット
- 問題解決能力の低下
- 生活の中で直面する課題に対応できない。
- トラブルが起きたときに適切な解決策を考えられない。グーグル検索すれば解決する簡単なことを検索能力不足でよりお金がかかる方法を用いてしまうなど。
- 情報格差による損失
- 情報の取捨選択ができず、間違った選択をしがち。
- 詐欺や悪徳商法に引っかかりやすい。最近だと新NISAの意味を知らず、何か危ないものだと思って避けながら投資はしてみるという姿勢が該当するかもしれません。
- コミュニケーション能力の欠如
- 他人の意図や感情を適切に理解できない。
- 相手に自分の考えを伝えられず、信頼関係を築けない。
- 学習能力の限界
- 新しい知識やスキルを習得するのに時間がかかる。
- 専門性を深められず、キャリアの停滞に繋がる。
なぜ詰むのか?
知性の低さが原因で人生が詰む理由は以下の通りです。
- 社会の複雑化に適応できない
- AIやテクノロジーの進化に伴い、単純作業はどんどん機械化されています。今でいうとchatgptのような生成AIなど、自分たちの手が届く範囲の中でも大幅な変化が起こっています。その結果、人間にはより高度なスキルや判断力が求められる時代となっていますね。
- 競争の激化
- グローバル化が進む中、国内だけでなく海外とも競争する必要があります。知識とスキルがないと、競争の場にすら立てません。言語の壁、教養の壁などは、より高度なビジネスシーン、その他にも自分ひとりで何かコンテンツを作るにしても必ず乗り越えなければいけないものです。
- 情報を精査できない
- 目の前にある情報が自分にとって益をもたらすのか害をもたらすのかの区別ができず、その仕組みや情報を利用するかしないかの選択に間違いが生じる。
解決策はあるのか?
頭の良さは生まれつきの部分もありますが、後天的に改善する方法も存在します。
- 読書習慣をつける
- 自分の興味のある分野から始めて、知識を広げていく。自分が好きなものを広げていくのと、全く興味がない本を手に取ってみて一回読み始めてみるというのもおすすめ。私はそれでファラデーの「ロウソクの化学」を読んで自然科学が好きになりました。
- 読み方としては、とにかく読み始めることが大切。もし面白くなかったらその本は読まなくてよいです。ちょっと読んでみて読む気がなくなった場合は大きく二つの原因があります。その本を読むには教養が足りなさすぎる。もしくはあまりに興味が出ない。どちらにしても一度読むのをやめて別の本を読んでみて改めてその本を読んでみることをお勧めします。
- 論理的思考を鍛える
- 日々の生活で「なぜそうなるのか?」を考える癖をつける。
- 問題に対して複数の解決策を考え、比較する習慣を身につける。
- 適切なメンターを見つける
- 自分より優れた人から学ぶことで、効率的に成長できる。また、そういう人と出会う機会を探すことも大切。
- 自分を磨く環境に身を置く
- 自分より賢い人たちが集まる環境に飛び込んだり、自分を成長させてくれる環境に足を運んで日々そこで学び続ける。
最後に
頭が悪いと詰む、という言葉は少し厳しいかもしれませんが、現実的には避けられない事実です。特にこれからの人生という点で行くと、間違いなくどんどん日本も自己責任社会になっていくことが想定されます。以前ならば多少しんどくても詰むパターンはあまり多くなかったでしょう。手厚い保証があったわけですから。しかし、社会保障の縮小や、増税、保険料の増加など、目下でしんどいことがたくさん起きている以上、これは想定せざるを得ないですね。
だからといって、あきらめてなんかいられないよねえ。自分を日々成長させて、時代に追いつく、追い抜くことで詰み回避、ひいては豊かな生活を送れるようにしていきたいものです。
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