社会人になるためにはほとんどの人が通らなければならない糞ゲーである「就職活動」。私はこれに参加したくないがために、高校生の時はブログを書き、失敗し、大学生になり、ブログを書いていた短い経験などを活かしてクラウドワークスで個人事業主として食っていけるようになるのだと意気込み、失敗をし、当時はお金を搾取されて働く敗北者であると決めつけていたアルバイトを屈辱を感じながら生活するために行い、そこでも役に立たず怒られまくるという最下層だったのですが、結局就職活動をする羽目になってしまいました。
私の就職活動の経験は、人生の中で最もきつい時期だと言っても過言ではないかもしれません。はっきり言って、受験勉強やその他何の気なしに気持ちが落ち込むようなことは多々あったのですが、正直言って勉強や運動がある程度できたので、基本的にどこにいても必要とされてきました。
それに対して、就活ですよ。就職活動は、みんなきれいごとを言います。その会社に合わなかっただけ、運がなかっただけ、あなたの前にあなたに特徴が似た人がたまたま入ってしまってそこに需要がなくなってしまっただけ、様々な言い方がありますが要するに、「君はいらない。」と会社から言われまくるゲームです。糞ゲーです。
今回はそんな糞ゲーにおいて、糞っぷりを心行くまで堪能した私の経験をお伝えしたいと思います。
1. 死ぬほど就活に乗り遅れた
就活に完全に乗り遅れたと気づいたときの焦りは、今でも鮮明に覚えています。元々すごく意識が低かったわけではなく、3年生の夏のインターンには10社ほど応募しており、全落ち。そこそこに落ち込んだものの、夏のインターンは大体の人が落ちるものだと言われて元気を取り戻しましたが、その後特に何もしなかったがために一番大事な秋冬のインターンにほとんど参加できませんでした。というより、その時そういう情報を教えてくれる先輩友達と関わっておらず、周りの友達が企業説明会や面接で忙しくしている中、一切それに気づかずに何となくぼーっと過ごしていたのです。なんと愚かな…。
2. と言いつつも大学3年の12月にはエントリーシートを書き始めてみたり…
そんなことを言いつつも私はあほではありません。流石に何もしていないわけではありませんでした。大学3年の12月頃、近年の就活というのは早期化しているらしい!解禁日というものがあるが、それまでにエントリーシートを出す準備をしておいたほうがいいっぽい!という死ぬほどうっすらとした情報をもとにエントリーシートを書き提出しました。確か一社目はコナミだったかな。たぶん遊戯王が好きとかその程度の理由で応募した気がします。
3. ESを書いても書いてもうまくいってるかわからない
ESを書いて提出したところ、一番最初からWebテストというものを受けることに。なんだ、ESなんて雑魚じゃない!と思いながら、Webテストの対策をたっぷり行ったうえで受験したところあっさりと不合格。私の1社目の就活は面接にもたどり着かずに姿を消しました。このことで私は、人生で初めて勉強で失敗した…と落ち込み、真剣にwebテストの勉強を行うことに。その間、確かコナミのESを通過したことで調子に乗り、片手間にESを量産していたため質なんて一切考えていませんでした。
4. 面接なんて余裕だと思ってた
そもそも私は高校受験などでも圧倒的な弁論力でもって、他の学生を差し置いて集団討論や面接の能力値の高さでもって合格を勝ち取ったり、ディベート(レスバ)が死ぬほど強かったりしたために面接に対してとてつもない自信を持っていました。面接さえさせてくれれば間違いなく合格する。なんなら嘘をつくことをしなくても、圧倒的なこみにゅケーション力の高さだけでもって一瞬で合格して見せると意気込んでいました。哀れなり。
5. そもそもwebテスト落ち。面接なんてできない日々
しかしながら、現実とは厳しいもので。そもそも全くWebテストが通らない。すっごい勉強してるのにまったくWebテストを抜けられない。自分でも信じられないくらい落ちるのです。Webテストだけで何社落ちたかな…数える気力もなくすくらいにはWebテストで落ちていました。
6. 一生懸命勉強してるのにwebテストが通らない。なんでやねん
webテストの対策本を買い漁り、ひたすら問題を解き続けました。しかし、それでも結果が伴わない。「なんでこんなに頑張っているのに通らないんだ!」と何度も心の中で叫びました。
ここで一つ多いな疑問が浮かびます。あれ?これ性格テストで落ちてね?
7. 性格テストの対策をしたらめっちゃ通った。性格テストは思った通りになんて嘘だった。ふざけるな
というわけで、性格テストをきっちりと対策しました。私元々性格テストなんて対策するものではなく、個人個人の適正に沿った仕事に就くためのものだと思っていたのですが、これが大きな間違い。どこの会社に入っても必要な能力なんかほとんど変わらねえの。忍耐力があって努力てきてこみにゅケーションが高い外向的な奴をとりたいんですね。それに気づいてからなんと全戦全勝。一回もwebテスト落ちがなくなりました。なんという機会損失だ…
ちなみにこれ、のちに就活エージェントでインターンをしていた子に聞いてみたところ、性格テストで普通に答えて落ちるなんて基本ないけど、確かにあんた人間として異常値だもんね。と言われました。解せねえ。
8. 自信がある面接にこれた!死ぬほど落ちた
やっとのことで自信を持って挑める面接に進むことができ、勝った!第三部完!という気分で意気揚々と面接に挑むもこれが悉く全敗。ここから数えているのですが、面接に進んだ企業は28社あります。そのうち27社で落ちました。嘘みたいに面接落ちましたね。びっくりしました。原因は明らか。ESの作りこみ不足です。そもそもESの内容をしっかりと作りこんでいることが非常に重要なのですね。それを見ながら質問してくるわけですから。どれだけ自由演技でしゃべれるかが重要なのではなく、いかに求めている能力を持っているかが重要。当たり前の話です。持ち前のコミュニケーション力なんて所詮は会話がスムーズになるだけ。そんなんじゃ合格できません。
9. 夏休みに友達たちと卒業旅行に。一人だけ就活が終わってなくて信じられないくらい空気が凍った
夏休み、私はずっと就職活動をしていたのですが、ただ一度だけ就職活動から離れた瞬間があります。それが友達たちといった卒業旅行。言いたいことはわかります。就活終わってねえ奴が卒業旅行なんか行くなバカ。と言いたいところなのですが、これ元々決まってたんですね。4月くらいの段階で卒業旅行の計画が立っており、着々と準備を進めたうえで行った卒業旅行。また、8月なんて私は就職活動が終わっているものだと思っていたんですね。まさか俺がそんな時期まで就職活動してるわけないじゃあんwwwwwwと思っていた当時の自分を本当に殴りたい。当然、飛行機代や旅館代などを払っているためキャンセルするのももったいない。なので2泊3日だけは就活のことを忘れて遊び惚けることにしました。忘れもしない初日の夜、みんなで食事をとっているときですよ。みんな結局就活どこに決まったの?というノンデリ質問が飛んできたのです。「あのぉ…その…まだ決まってなくてぇ…(ボソボソ」これを言ったときの全員の励ましの言葉と地雷踏んだ…という微妙な顔を私は一生忘れないでしょう。
10. 就活エージェント使ったら1か月で就職が終わった
私の中で、就活エージェントを使うというのはあり得ませんでした。何が嫌かというと、どうしても模擬面接がやりたくなかった。これは私の生理的な問題なのですが、模擬面接ってなんかきもくないですか?面接のキッザニアみたいで。しかしながら卒業旅行で完全に心を折られた私は直後に就活エージェントに登録。ES、面接まで徹底して面倒を見てもらいました。最初の評価はカスでした。やっぱりプロに見てもらったほうがいいんだなあ…結果、就活エージェントを使い始めて1か月以内に最初で最後の内定を獲得できました。ほんとに早くつかっとけばよかった。
結論
マジでみんな就活エージェント使え。黙って使え。あとちゃんと大手のエージェント使え。
これにつきます。ここには書かなかったのですが私はこの前に友達に紹介されたきもいおっさんが社長で大手以外はカスであるという思想の就活エージェントを一瞬使っていました。それのせいでこんな考え方がきもい奴がそろっているところなのだ。ということにも幻滅して長いこと大手の就活エージェントに手を出すことができなかったという面もあります。みんなプロの就活エージェント、使おうね。dodaがおすすめだよ…。
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